「訪問看護ステーションにおけるPT・OT・ST研修会」を
1月22日(土)、2月5日(土)にオンラインで開催しました。
昨年度の研究事業を引き継ぐ形での開催となりました。
対象者は訪問看護に興味のある
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士です
研修は講義・演習・同行実習を計画しましたが新型コロナウイルスの
影響を受けZOOMでの講義のみを開催しました。
初日の研修内容は
① 「介護・医療保険制度 社会資源について」
講師:高崎健康福祉大学訪問看護ステーション
言語聴覚士 髙橋 典子先生
② 「訪問看護対象疾患:発達」
講師:群馬県看護協会訪問看護ステーション高崎
作業療法士 勝野 恵先生
③ 「訪問看護について(接遇・マナー)」
講師:在宅創傷ケアスキンケアステーション
皮膚排泄ケア認定看護師 岡部 美保先生
髙橋先生の講義では
膨大な内容がある介護・医療保険制度をセラピストが分かりやすいように
セラピストの視点から知識をいただきました
勝野先生の講義では
誰もが戸惑う評価やプログラムの立て方や
それぞれの対象児の特性を活かした関りで
症例紹介の写真からは楽しそうにリハビリに
取り組む様子が手に取るように分かりました
訪問看護において重要な接遇やマナー
研修では名刺交換のマナーを学び
研修者が名刺交換の実践を体験しました
ZOOMでの開催に関わらず果敢に名刺交換に挑戦!
「〇〇訪問看護ステーションの・・・と申します!」
「・・・さんですね、よろしくお願いします。」など
日頃何気なく行っている名刺交換の基本、あいさつ、
マナーの重要性をあらためて学習しました
2日目の研修内容は
④ 「訪問看護対象疾患:難病」
講師:群馬県看護協会訪問看護ステーション渋川
作業療法士 中林 正美先生
⑤ 「訪問看護対象疾患:呼吸器疾患」
講師:群馬県看護協会訪問看護ステーション高崎
理学療法士 平石 桂子先生
中林先生のお話は
訪問看護ステーションにおいての
リハビリ職の役割を存分にお話ししていだきました
症例からは試行錯誤をする中で利用者さんの力を引き出す
関りや多職種協働の重要さを学ばせていただきました
平石先生のお話は
呼吸運動のメカニズムから始まり
呼吸リハビリテーション、ポジショニングの重要性など
たくさんのことを学ばせていただきました
アンケートでは
「中林先生の講義はテーマは難病でしたが、全ての利用者さんに通じるものがありました。 その方の好きなことを生かしたリハビリやその方や家族の本心、建前を聞き取る様にするなどすぐにでも活かしていけそうです。」
「側弯や舌根沈下でポジショニングが難しくなっている方にうつ伏せマットと骨盤固定枕、頸部の調整用枕をすぐに作製できると思いました。」
「訪問STのリハビリについて、嚥下、言語リハの実際についてなども知りたいです。 初めての参加でしたが、とても興味深く、勉強になりました。ありがとうございました。」
「コロナが落ち着いたら、ぜひ対面でお願いします」
などのご意見をいただきました。
またこの研修が
来年度開催予定となりましたら
本ホームページでお知らせいたします